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運動して得られるものとは?

  • 執筆者の写真: Sankirai
    Sankirai
  • 10月2日
  • 読了時間: 4分

身体を動かすことほど脳に影響するのもはない。


【脳の概要】

・大きさは握りこぶし2個分

・重さは牛乳パック1本分

・エネルギー消費量は電球1個分


その脳の中に、詰まっているもの↓

・あなたという人間の個性

・生まれてから今までの記憶

・考えたこと、経験したことのすべて


さらに、脳は絶えず変化している

あなたが何かをするたびに、

それどころか何かを考えるだけでも、

脳は少しずつ変わっている。


その脳をベストな形に変える方法

それが身体を動かすこと。


【運動をすると、、】

・気分爽快 ・集中力↑ ・記憶力↑ ・創造性↑ ・ストレス耐性↑ ・思考速度↑ 

・情報を素早く処理できる ・記憶の中から必要な知識を効率的に引き出せる 

・混乱した状況下でも平常心を取り戻せる などが効果として挙げられる。


【60歳100人を対象とした実験】

・被験者を2つのグループに分ける。

・一方のグループには週に数回のウォーキングを。

・もう一方のグループには心拍数が増えない程度の軽い運動をしてもらう。

↓↓↓

【結果】

ウォーキングを続けたグループは健康になったばかりでなく、脳の働きも改善していた。具体的には脳の各領域の連携が強化されていた(若い人でも同じような結果が得られた)。

1年間、加齢が全く進んでおらず、それどころか生物学的にも強化されており、とりわけ前頭葉と側頭葉が強く連携されていた。

(前頭葉と側頭葉の連携は加齢の影響を最も受けやすいと言われている。)


さらに重要な結果も、、、

それは「実行機能」と呼ばれる認知機能(自発的に行動する、計画を立てる、注意力を制御するといった重要な機能)がウォーキンググループにおいて向上していた。

要するに、身体を活発に動かした人の脳は機能が向上し、加齢による悪影響が抑制され、

むしろ脳が若返ると判明した。


【脳の良い・悪いは何で決まる?】

・脳には100億の細胞がそれぞれほかの何万個もの細胞と繋がっている(少なくとも100兆はある)。

・細胞同士のつながりはその回路が使われなければ消滅し、使われれば強化される。

・このように絶えず進化し、常に構造を変えている(今日の脳は昨日とは違う)。


脳の良い・悪いは、脳の重さでも、脳細胞のつながりの数でもなく、脳の各領域がしっかり連携しているかどうかで決まる。

その連携を強化する方法は、身体を活発に動かすことである。

例えば、自転車に乗る、文字を書く、ピアノを演奏する、ボールを思ったところに投げるなど日常のなんてことない動きも、同じ動作を繰り返し行ったことでそのネットワークが強化され、スムーズにできるようになってきた。


【脳が私たちを操作しているのではなく、私たちが脳を操作している!】

あなたの脳はプラスかマイナスか。


プラスの特質、、、

記憶力が優れている、集中力がある、

飲酒喫煙に対する自制心が強いなど。

マイナスの特質、、、

かっとなりやすい、過剰な喫煙、アルコールや薬物への依存など。


プラスの特質を兼ね備えた人

→脳の各領域がしっかり連携していた。

マイナスの特質を兼ね備えた人

→脳の連携がよくなかった。


私たちは生活習慣によって、プラスかマイナス軸上のどちらに脳が属するのか決まる(自分で決められる)。


脳の連携パターンはあくまで生活習慣で決まる。

【考え・行動⇔脳が作られる】(相互に作用)

よって、定期的に運動をすることが何よりも重要。

そうして身体が健康になることも軸のプラス側に属することに。


【大人の脳が持つ可塑性ー柔軟で変形する】

脳の可塑性の研究において、身体を活発に動かすこと程に神経回路に変化を与えられるものはないことが分かっている。

(20〜30分程で充分効果がある)


GABAと呼ばれるアミノ酸は脳内の活動を抑制するいわば「ブレーキ」のような役割を担っている。

そのGABAは身体を活発に動かすと活動が抑制される。

そうなると脳は柔軟になり、神経回路を再編成しやすくなる。


ようするに、運動を習慣にしていれば、あなたの脳は柔軟な「子どもの脳」に近くなっていく。


世の中には脳が半分しかない女性や左右の脳が繋がっていない男性が存在する。

しかし、使えない脳の部位の代わりを他の部位が担い、普通に生活できるレベルになる(さらに極端な能力を手に入れることも)。

それくらい脳は柔軟で変化するということを覚えておこう!



#運動脳  #アンデシュ・

ハンセン

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